4和音(テトラッド)
構成音が4つのコードのことを四和音=セブンス・コードといいます。
ルート音(1度)に3度の音と5度の音をかさねた3和音の上にさらに音を積み重ねて4つの構成音からできていて、テトラッドと呼ばれることもあります。
![](https://sheavesmusic.com/wp-content/uploads/2023/10/HP_key_19-1024x253.png)
メジャーセブンスコードとセブンスコード
五線譜のコード一覧で3和音と4和音のコードネームを見比べてみましょう。
![](https://sheavesmusic.com/wp-content/uploads/2023/10/HP_key_17-1-1024x347.png)
⇩
![](https://sheavesmusic.com/wp-content/uploads/2023/10/HP_key_18-1-1024x347.png)
コードネームを見てみると、「7」が加わったコードと「△7」が加わったコードの2パターンがあることがわかります。
まず「C△7」について詳しく見ていきましょう。
![](https://sheavesmusic.com/wp-content/uploads/2023/10/HP_key_21-1024x359.png)
「ド」から「シ」までの距離を数えてみると11半音であることがわかります。
このように「1度から7度まで11半音」のコードをメジャーセブンスコードといい、3和音のコードネームに「△7」または「M7」を付けて表記します。
次に「Dm7」について詳しく見ていきましょう。
![](https://sheavesmusic.com/wp-content/uploads/2023/10/HP_key_22-1024x357.png)
「レ」から「ド」までの距離を数えてみると10半音であることがわかります。
このように「1度から7度まで10半音」のコードをセブンスコードといい、3和音のコードネームに「7」を付けて表記します。
※メジャーコードなら「△7」、マイナーコードなら「7」と決まっているわけではないので注意しましょう。
1度から7度の距離を数えるのが大変な場合は、「8度(1度の1オクターブ上の音)から半音下であれば△7」「8度から2半音下であれば7」と覚えればOKです。
メジャーコードとマイナーコードの区別
4和音である「7」「△7」が付くコードの場合でも3度の音の位置によりメジャーコードとマイナーコードに区別されます。
例:
メジャーコード=C△7、G7など
マイナーコード=Dm7、Fm△7、Bm7(-5)など
メジャーセブンスコードとセブンスコードの関係
メジャーセブンスコードとセブンスコードでも、メジャーコードとマイナーコードにおける3度の音と同様に7度の音を半音ずらすことで入れ替えることができます。
メジャーセブンスコードの7度の音を半音下げるとセブンスコードに、逆にセブンスコードの7度の音を半音上げるとメジャーセブンスコードに変えることができます。
![](https://sheavesmusic.com/wp-content/uploads/2023/10/HP_key_21-1024x359.png)
![](https://sheavesmusic.com/wp-content/uploads/2023/10/HP_key_23-1024x359.png)
![](https://sheavesmusic.com/wp-content/uploads/2023/10/HP_key_22-1024x357.png)
![](https://sheavesmusic.com/wp-content/uploads/2023/10/HP_key_24-1024x357.png)
3度と7度の組み合わせ
メジャースケールでの4和音のダイアトニックコードでは3度と7度の組み合わせによりコードネームが決まるので、次の表を見てしっかり整理して覚えましょう。
7度 \ 3度 | メジャー (1度から3度まで4半音) | マイナー (1度から3度まで3半音) |
セブンス (1度から7度まで10半音) | 〇7 | 〇m7 |
メジャーセブンス (1度から7度まで10半音) | 〇△7 | 〇m△7 |